【求人】あやまる岬みしょらんカフェスタッフを募集しています
奄美大島に観光に来た人がまず向かう”絶景スポット”と言えばどこでしょう。土盛海岸、ハートロックなどいろいろ浮かびますが、まず思い浮かぶのが「あやまる岬」ではないでしょうか。
あやまる岬観光公園は、晴れた日には喜界島まで見える展望台、子どもが遊べる公園や天然のプール、年配の人でも楽しめるグラウンドゴルフ場があり、観光客だけでなく島の人にも愛される奄美大島を代表するスポットのひとつです。
最近では、島の素材を使ったドリンクや料理が楽しめる「みしょらんカフェ」ができました。カフェの横には見晴らしの良い芝生が広がり、マルシェや星空観測会など、イベントもたくさん開催されました。
みしょらんカフェやイベントの運営は、島の情報を発信する「みしょらんガイド」、「amammy」などのフリーペーパーを発行する株式会社しーまが手掛けています。
「みしょらんカフェの仕事は、島の魅力を編集して発信すること。」
みしょらんカフェのマネージャー豊山琴音さんはこう言います。カフェが島の魅力を編集して発信することとはどういうことか。一般的なカフェ業務にとどまらない、みしょらんカフェの仕事についてうかがいました。
カフェは直接情報を届けられる場所
「島のガイドブックに載っていないようなローカル情報をお客さんに話すと、『いいこと聞いた』とニヤッてなるんです。その瞬間がたまらなく嬉しい。
あやまる岬は空港から近く、奄美大島に着いて最初に訪れる人が多く、どこに行くかも決めていない人もいて、島のおすすめを聞かれることがよくあります。
フリーペーパーやガイドマップは自由に見ることができますが、お客様の年齢、旅の日程、やりたいことに合わせて情報をお伝えするのも、みしょらんカフェならではの大事な仕事。
「今までは紙媒体やwebだけで情報を届けていて、読者の方と関わることが少なかったんです。でも、今はカフェができてお客様に直接情報を届けられるようになりました。」
最近では、観光で来た人が奄美のおすすめを伝える「旅ポスト」を設置。名刺サイズの紙にたくさんの人が奄美の行って良かった場所や感想を書いてくれて、観光客同士で旅情報の交換ができる場所になっています。
お土産コーナーには、これまでフリーペーパーの制作で取材した中で出会った厳選したものを取り揃えています。今は「島ジャムコーナー」をつくり、奄美群島のいろいろなジャムが並びます。
人気メニューの「塩豚バーガー」は、島の伝統的な食材である「塩豚」をより手軽に食べてもらうことはできないかと考案されました。島の農家の野菜を使い、島のパン屋にバンズを作ってもらい、島の料理人とともに開発しました。
島の食材やお土産を、カフェという場所を使ってより楽しみやすく伝える。これこそがみしょらんカフェでの「編集」の仕事です。長く奄美の情報を伝えるフリーペーパーの編集に携わっているしーまだからこそできるカフェのスタイルなのです。
奄美大島の魅力をみんなと共感するイベント
2019年には星をコンセプトにしたイベントを開催しました。夏場の月が出ていないときには天の川もはっきり見えるあやまる岬。星の撮影会や観測会、星空の下でするヨガ、星をテーマにしたマルシェなど、4回に渡ってイベントを開催しました。
4回のうちの最後に開催したのが「星ふるマルシェ」。このイベントが大好評!出店するお店には星に関わるものを何かひとつ出品してもらったり、DJに星をテーマにして音楽を流してもらったり。星空博士とともに奄美の星を観察するというコンテンツのおかげで参加したみんなで奄美の星空の素晴らしさを共感できるイベントになりました。eventレポートはこちら▶︎https://ayamaru.amamin.jp/e747309.html
他にも、あやまる岬は東の空がきれいに見えるので、初日の出を見るイベントを行いました。ただ初日の出を見るのではなく「コタツに入りながら初日の出を見よう!」というちょっと変わったイベント。
これも正月の早朝なのに、200人以上の人が集まる盛況ぶり!当日のエピソードを豊山さんは嬉しそうに話します。
「参加してくれた観光の女性2組が、イベントの感想をSNSにアップしてくれていたんです。『楽しかった!スタッフの人の、奄美を楽しんでもらいたいと思っている気持ちが伝わった』と書いてくれてて。そんな長く話してないんですよ。5分くらいしか話していない。でも、ちゃんと伝わってるんだな、と思って嬉しかった。」
イベントもいわば編集のひとつです。奄美の魅力をどう切り取り、どう伝えれば来てくれた人と一緒にその魅力を共感できるか。今後もより多くの人に楽しんでもらえるイベントを開催したいと考えています。
仕事を通じて地元のことが知れる
奄美大島の宇宿集落出身の與優華さんは、2018年11月からみしょらんカフェで働いています。
「みしょらんカフェで働こうと思ったのは、楽しそうだったから。あと、ソフトクリームがおいしかったからです。(笑)」
あるとき、カフェに来られたお客様が一枚の写真を持ってきました。それは今から47年前に奄美大島で撮られた写真。お客様は47年前に奄美に来たことがあり、そのときに撮影した写真でした。
47年前なんて、與さんもまだ生まれていないときです。ですが、その風景は幼い頃から見ていたあやまる岬からの景色でした。今は展望台ができ、当時と景色が変わっていましたが、当時の撮影場所を一緒に探し、写真を撮りました。
「地元だけど知らないことがたくさんあるんだな、と気付きました。仕事することでいろんな人に出会えて新しい発見があり、地元のことを知るきっかけになりました。」
住んでいると当たり前になっていて気づかない地元の魅力を知れるのは、みしょらんカフェの仕事の魅力です。奄美大島だけでなく群島のお土産も置いているので、他の島にも詳しくなれます。ちなみに與さんのおすすめは黒糖のかりんとうだそうです。
島を愛する気持ちとおもてなし
「観光の人も地元の人も楽しめるイベントはもっとやりたいし、ここにしかない観光情報も増やしていきたい。奄美群島の他の島の魅力も知ってもらいたいし、メニューも質を高めて種類を増やしたい。」
やりたいことはたくさんあると話す豊山さん。本当は今年の1月にさくらラテを発売したかったそうです。
「なんで1月に桜?ってなるでしょ。でも、奄美大島の緋寒桜は1月だから。さくらラテを見て、奄美の桜に興味持ってくれたらいいな、と思っていたんです。」
結局他の業務に追われてしまい、開発には至りませんでした。目下の課題は人手不足。一緒にカフェを盛り上げてくれる人を募集しています。
「奄美大島が好きな人がいいです。おもてなしが好きで、おせっかいな人くらいがちょうどいい。イベントも一緒にやりたいので、文化祭の実行委員とか好きな人なら最高です。」
みしょらんカフェは一般的なカフェとは少し違います。
観光で来た人に奄美大島のおすすめをご案内する観光案内所であり、島の食材を使ってよりおいしく味わえるメニューを開発するレストランであり、島にある魅力的なお土産を扱うセレクトショップであり、島内の人と一緒に島の魅力を楽しむ企画をするイベント会社です。
特別な能力は必要ありません。大事なのは島を愛する気持ちと、おもてなしの心。より多くの人に奄美を楽しんでもらいたい、と思う気持ちがあれば、きっとみしょらんカフェの仕事はやりがいのある仕事になります。
ライター/田中良洋
-求人情報-
◆職種 カフェスタッフ
◆勤務地 奄美市笠利町須野みしょらんカフェ内
◆仕事内容 接客、レジ、品出し、かんたんな調理などやっていただきます。
◆勤務時間 8:30-17:30までの8時間(短時間勤務ご希望の方も気軽にご相談ください。)
◆給与 時給800円〜(能力に応じて昇給あり)
◆休日 シフトによる(土日勤務だと尚可)
◆保険 雇用、労災(勤務形態によって変わります。)
できるだけ女性でも働きやすい職場環境を目指しております。
お仕事時間やシフトは相談して決めていきますので、お気軽にご相談ください。
正社員登用あり。(当社基準による)移住希望者には寮の相談にも応じます。
◆待遇 交通費支給(規定あり)、制服貸与、社員割引
◆お問合せ (株)しーま TEL : 0997-69-4681 Mail : info@shi-mas.jp
受付時間:平日9:00〜17:30 担当:豊山(とよやま)
◆HP https://ayamaru.amamin.jp/
◆インスタグラム https://www.instagram.com/ayamarumisaki/?hl=ja
【あやまる岬観光公園&MISHORANCAFE】6/2(金)臨時休業のお知らせ
【求人】MISHORAN CAFE/スタッフ募集のお知らせ
ソフトクリーム・フロート類販売ストップのお知らせ
【あやまるみさき観光公園・MISHORANCAFE】年末年始営業のお知らせ
【台風により休園】あやまる岬、みしょらんCAFE
台風により5月9日休園のお知らせ
【求人】MISHORAN CAFE/スタッフ募集のお知らせ
ソフトクリーム・フロート類販売ストップのお知らせ
【あやまるみさき観光公園・MISHORANCAFE】年末年始営業のお知らせ
【台風により休園】あやまる岬、みしょらんCAFE
台風により5月9日休園のお知らせ